読書感想文: カイゼン・ジャーニー


半年以上かけて読み、数カ月後に感想文を書くという、どうしようもない感じです。昼休みくらいしか読む時間ないし許して…。

元々は、なにか勉強会でも参加しようかと思ってたところ、宇都宮に市谷さんと新井さんを呼んでカイゼン・ジャーニーやるぜ!というのを見つけて「じゃあ読んでみっか!」と思ったのがきっかけでした。全然まにあってないないわけですが。

アジャイル開発の歴史をたどる物語

大方の技術書と違って、アジャイル開発というものがどうやって生まれ、どのように成長してきたのかを追体験できるような構成になっている…気がします。(そもそもアジャイルの歴史を知らないのでアレですが)

本書では、まずそこに「ふりかえり」や「タスクボード」があり、運用していくうちに問題に直面し、カイゼンされ、また問題が生まれ、カイゼンされ、アジャイルとなり…を繰り返します。私は納得できないとなかなか手を付けられない派なので、プラクティスを押し付けるのではなく「なぜこのようなプラクティスが生まれたのか」を解説してくれる本書は読みやすかったですね。

また、前半はどのような業務にも適用できそうなプラクティスが多いのですが、後半は特にアジャイル開発にフォーカスされているようで、アジャイルやってるわけじゃない私にはちょっと難しいものもありました。。。

登場人物は超優秀

敵が味方になるジャンプの黄金パターンで話が進んでいくのですが、登場人物はみんな実は熱いものを持っていて最終的にはみんな前のめりにプロジェクトに関わっていきます。

そんなやつ滅多にいねぇよ!! 実際は日本語すら通じないようなやつばっかりだよ…。

まとめ

話も面白いし、読みやすいし、プラクティスも盛りだくさんなので読んだらいいと思います。そのうち再読したいと思います。